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ミニクーパーの電気自動車が気になるけれど、航続距離や充電が不安で踏み切れない方も多いはずです。ガソリン車より100万円近く高いのも、迷うところですよね。
結論から言うと、自宅で充電でき、1日の移動が数十km程度ならミニクーパーのEVは十分に候補になります。逆に、自宅で充電できず長距離が多いなら、ガソリンのCかSのほうが気楽です。
ここでは、E・SE・JCW Eの価格と航続距離、充電にかかる時間、補助金の考え方まで、数字で判断できるように並べます。
ミニクーパーのEVにはどんなグレードがある?
現行の電気自動車は、3ドアの「MINI COOPER E」「MINI COOPER SE」と、高性能版の「MINI JOHN COOPER WORKS E」の3つです。開発コードはJ01で、2024年3月1日に発売されました。
価格はメーカー希望小売価格・消費税込で、2026年5月以降生産車両の公式価格表の値です。
| グレード | 価格 | 電池容量 | 一充電走行距離 | 最高出力 |
|---|---|---|---|---|
| E | 4,980,000円(Classic TRIM) | 40.7kWh | 344km | 184PS |
| SE | 5,410,000円(Classic TRIM) | 54.2kWh | 446km | 218PS |
| JCW E | 6,200,000円 | 54.2kWh | 421km | 258PS |
航続距離はWLTCモードの国土交通省審査値です。発売時のリリースにあった305km・402kmは欧州の参考値なので、日本で比べる時は上の数字を使ってください。
EとSEの差は43万円で、電池が13.5kWh大きくなり、航続距離は102km伸びます。遠出が多いならSE、街乗り中心ならEが目安です。
『5ドアのEVはないの?』と思った方もいますよね。現行のEVは3ドアのみで、乗車定員は4名です。
ドアが4枚の電気自動車がほしい場合は、MINIの電気自動車専用クロスオーバー「Aceman」や、SUVのカントリーマンのEVが選択肢になります。
グレード全体の並びはミニクーパーのグレード・モデル一覧で見られます。
ガソリン車と比べていくら高い?
EVを検討する時、いちばん気になるのは価格差ですよね。近いグレード同士を3ドアで並べてみます。
| 比べる組み合わせ | ガソリン | EV | 差 |
|---|---|---|---|
| C と E | 4,020,000円 | 4,980,000円 | 960,000円 |
| S と SE | 4,750,000円 | 5,410,000円 | 660,000円 |
| JCW と JCW E | 5,400,000円 | 6,200,000円 | 800,000円 |
ガソリン車の価格は2026年3月以降生産車両の公式価格表です。CとEの差がいちばん大きく、96万円あります。
ただ、EVは車両価格だけで比べると損に見えやすいんです。毎年の税金と、補助金の分を差し引いて考える必要があります。
自動車税はEVが最低区分の年25,000円です。ガソリンのCは30,500円、S・JCWは36,000円なので、EVはCより5,500円、Sより11,000円安くなります。
一方で、EVは電池の分だけ重くなります。Eは1,560kg、SEは1,640kgで、ガソリン車(1,280〜1,350kg)より重量税の区分が一つ上になる点は覚えておきましょう。

ガソリンのSとの違いはミニクーパーSはどんなモデル?で詳しく比べています。
補助金はいくらもらえる?
『EVなら補助金で安くなるはず』と考える方は多いですよね。ミニクーパーのEVも、国のCEV補助金の対象になりうる車です。
ただ、補助金の金額は年度や車種ごとに見直されます。この記事では、確かめられていない金額は書きません。
- 一般社団法人次世代自動車振興センターの公表資料で、MINI COOPER E・SEの対象と金額を見る
- 住んでいる都道府県・市区町村に独自の補助金があるかを調べる
- 申請の期限と、一定期間の保有義務があるかを確かめる
- 見積もりの時に、補助金を引く前と後の総額を両方出してもらう
自治体の補助金は、国の補助金と合わせて使える地域もあります。住む場所で差が大きいので、見積もりの前に一度調べておくと話が早いです。
例えば、ディーラーではこんなやり取りになります。
「補助金って、いくら引けますか?」
「今年度の金額で計算しますね。予算の状況で変わることもあります」
補助金は受付期間や予算で動くので、契約のタイミングも大事になります。エコカー減税や環境性能割の扱いも、登録の時期で変わるため見積書で確かめてください。
航続距離と充電時間は足りる?
EVの不安でいちばん多いのが、充電と航続距離ですよね。公式ページに載っている参考値を並べます。
| 項目 | E | SE |
|---|---|---|
| 一充電走行距離(WLTC) | 344km | 446km |
| 急速充電(最大90kW・10から80%) | 約29分 | 約38分 |
| 普通充電(最大8.0kW・10からまるごと) | 約6時間16分 | 約8時間27分 |
| 電力量消費率(WLTC) | 125Wh/km | 128Wh/km |
充電時間はMINI Japanが実測した参考値です。急速充電はCHAdeMO(チャデモ)方式に対応しています。

急速充電は30分前後なので、高速道路のサービスエリアで食事やトイレ休憩をしている間に終わる計算です。自宅の普通充電なら、夜につないで朝には満充電に近づきます。
ただ、344kmや446kmはカタログ値です。エアコンの使い方や高速道路の走り方で実際の距離は短くなるので、余裕を持った計画を立てておくと安心です。
- 毎日の通勤や買い物が往復50km以内
- 夜に車を停めておく自宅の駐車場がある
- 遠出は月に1〜2回くらい
- 出先で30分ほどの休憩を取るのが苦にならない
『マンションだから自宅で充電できない』という場合は、近くの急速充電器が頼りになります。毎回外で充電するのは手間がかかるので、生活圏に充電器がいくつあるかを先に見ておきましょう。
WLTCの電費は、高速道路モードでE・SEとも137Wh/kmと、市街地(E 112・SE 118Wh/km)より悪くなります。高速を長く走る日は、途中で1回は充電する計画を立てておくと慌てずにすみます。
V2Hで家に電気を送れる?
ミニクーパーのEVは、V2H・V2L(外部給電)の機能を標準装備しています。これは公式価格表にも書かれている装備です。
V2Hは、車の電池から家に電気を送る仕組みです。V2Lは、車から家電などに直接電気を取り出す使い方を指します。
『じゃあ停電の時に家の電気をまかなえる?』と気になりますよね。使うためには、外部給電器やV2H機器を別に買う必要があります。
また、公式の注記では家への給電などは停電時に限るとされています。普段から家の電気代を減らすつもりで買うと、思っていた使い方と違うことがあるので注意してください。
V2H機器の設置費用は家の配線や機器で大きく変わります。EVの見積もりとは別に、電気工事店で見積もりを取って総額で比べておきましょう。
ハイブリッドやPHEVはある?
「ミニクーパー ハイブリッド」で調べる方も多いのですが、現行のミニクーパー(3ドア・5ドア)にハイブリッドやPHEVの設定はありません。ガソリン車とEVの2本立てです。
公式の価格表にも、ハッチバックのガソリン車に48Vマイルドハイブリッドの記載はありません。燃費の数字は、ガソリン車のWLTCで3ドアCが16.3km/L、Sが15.3km/Lです。
| モデル | パワートレイン |
|---|---|
| ミニクーパー 3ドア・5ドア | ガソリン(1.5L・2.0Lターボ) |
| ミニクーパー 3ドアEV | 電気自動車(E・SE・JCW E) |
| MINI カントリーマン | ガソリン(C SELECT・C・S ALL4は48Vマイルドハイブリッド)・ディーゼル・EV |
48Vマイルドハイブリッドがほしい場合は、SUVのカントリーマンが候補になります。ミニクーパーの中で迷っているなら、ガソリンかEVかの二択で考えるとすっきりします。
燃費の実際はミニクーパーの実燃費はどれくらい?で詳しく書いています。
中古のEVを選ぶ時の注意
新車で500万円前後と聞くと、中古のミニクーパーSEを探したくなりますよね。ただ、EVの中古はガソリン車と見るところが違います。
- 車検証の型式(現行のEはZAA-12GC32、SEはZAA-22GC32)
- 電池の残り容量(SOH)を診断した記録があるか
- 普通充電ケーブルが付いているか
- 新車保証の残り期間と、高電圧バッテリーの保証条件
高電圧バッテリーの保証の年数や距離は、公式資料で確かめきれていません。中古で買う時は、販売店に保証書の内容を見せてもらうのが確実です。
中古EVの価格は、電池の状態と補助金の保有義務の有無で動くことがあります。相場は時期で変わるので、決まった値段はありません。
認定中古車の保証はミニクーパーの認定中古車は高い?でまとめています。
EVの見積もりで見るところ
EVの見積もりは、ガソリン車より項目が増えます。補助金・充電設備・V2H機器のどこまでを含んだ総額なのかを、一つずつ確かめていきましょう。
EVはE・SE・JCW Eのすべてに、MINI TLC.スタンダード・パック(3年)が標準で付きます。最初の3年の点検費用が車両価格に含まれている点は、ガソリンのC SELECTとの違いです。
普通充電ケーブルも標準装備です。ただ、自宅に充電設備を付ける工事は別にかかるので、その分を総額に入れて考えておきましょう。
あわせて、同じ店でガソリンのCかSの見積もりも取っておくと、差額がはっきりします。値引きの考え方はミニクーパーの値引き相場と限界額を参考にしてみてください。
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よくある質問
ミニクーパーのEVの航続距離はどれくらいですか?
WLTCモードの国土交通省審査値で、Eが344km、SEが446km、JCW Eが421kmです。実際の距離はエアコンや高速走行で短くなります。
ミニクーパーSEの価格はいくらですか?
メーカー希望小売価格・消費税込で5,410,000円(Classic TRIMの場合・2026年5月以降生産車両)です。Eは4,980,000円です。
ミニクーパーのEVの急速充電は何分かかりますか?
最大90kWの急速充電器で10%から80%まで、Eが約29分、SEが約38分です(MINI Japan実測の参考値)。方式はCHAdeMOです。
ミニクーパーにハイブリッドはありますか?
現行のミニクーパー(3ドア・5ドア)にハイブリッドとPHEVはありません。ガソリン車とEVのみです。
ミニクーパーのEVはV2Hに対応していますか?
V2H・V2L(外部給電)の機能を標準装備しています。使うには外部給電器やV2H機器を別に用意する必要があります。
まとめ
- 現行EVはE(4,980,000円)・SE(5,410,000円)・JCW E(6,200,000円)の3ドアのみ
- 航続距離はE 344km、SE 446km、JCW E 421km(国交省審査値)
- 急速充電はCHAdeMOで、10から80%がE約29分・SE約38分
- 自動車税は年25,000円、補助金の金額は公表資料で確かめる
- ハッチバックにハイブリッド・PHEVは無い





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